先日、ママ友たちとおしゃべりをしていたら我が家の家づくりの話になりました。
遅ればせながら我が家も家づくりの検討を始めました。
ママ友たちからは
と盛り上がっていたところ、
と暑苦しく語ってしまい、雰囲気を盛り下げてしまいました…
だた…
もしあなたがこれから家づくりやリフォームを検討している方でしたら
「家のデザインや設備」も大事にしたいのですが、
是非、「家の性能」にもしっかり目を向けてほしいと思います!
今回は家の性能にはどのようなものがあるかを知ってもらって、ご自身の家づくりに生かしてもらえたら嬉しいです!
家の性能を示す「住宅性能表示制度」って何?
車に燃費などの性能があるように、住宅にも性能が存在します!
「住宅性能表示制度」は、平成12年(2000年)4月に施工された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」にもとづいて同年10月に本格的に運用開始された制度です。
この制度にもとづいた基準で国に登録された第三者機関が表示や評価したものが、
「住宅性能評価書」と呼ばれるそうです。
住宅性能評価項目は、10分野35項目(新築は33項目)もあるそうです。
そのうち必須項目は4分野9項目で、それ以外は施主が評価したい項目を選択できるそうです。
各項目の等級や数値が高ければ、性能が高いということだそうです。
10分野にはどんなものがあるの?
住宅性能評価項目は以下の図のようになっています。
10分野のうちオレンジ色に書かれているのが必須項目で全部で4項目あります。
詳しくは一般社団法人住宅性能評価・表示協会が発行しているパンフレットをご覧ください!
一般社団法人住宅性能評価・表示協会HPより
- 構造 [ 必須 ]
- 火災
- 劣化 [ 必須 ]
- 維持管理 [ 必須 ]
- 温熱環境・エネルギー消費量 [ 必須 ]
- 空気環境
- 光・視環境
- 音環境
- 高齢者等への配慮
- 防犯
必須項目の4分野
10分野の存在はわかったけれど、多くて把握しきれないので、
必須項目の4分野に絞って簡単に説明しますね!
①構造
地震、暴風、積雪に耐えられる柱や梁、壁、基礎などの構造躯体の強さを評価します。
以前より地震や台風などの自然災害が頻繁に起こっているので気になりますよね!
②劣化
柱、梁、主な壁などの構造躯体に使われている材料の劣化の進行を遅らせるためにどの程度対策がなされているかを評価します。
比較的耐用期間が長い構造躯体(柱、梁、主な壁など)が対象です。
このあたりは全く気にしていなかったのですが、古い木造住宅ではシロアリの被害などを聞くので他人事ではなさそうですね。
③維持管理
比較的耐用期間の短い給排水管・給湯管やガス管の点検や清掃、補修のしやすさを調べ、評価します。
確かに不具合が生じたときに点検はもちろん交換などもしやすいほうが良いですよね。
④温熱環境・エネルギー消費量
「断熱等性能(外壁や窓)」と、設備性能(冷暖房、換気、給湯、照明)や創エネルギー(太陽光発電設備など)を総合的に評価した「一次エネルギー消費量」の2つを示しています。
冬に外壁や窓からの熱損失を防ぐためにどの程度断熱化がされているか?
一次エネルギー消費量を削減するためにどのような対策がなされているか?
これらを数値で示しています。
「一次エネルギー消費量」とは、住宅で使用する電気、灯油、都市ガスなど(二次エネルギー)を一次エネルギー(石油、石炭、天然ガスなど)に換算してどのぐらい消費したかを表すものです。
ちなみに「温熱環境」については、20年前の国が定めた基準から変わっていないため、
ハウスメーカーや工務店によってかなり差が出やすい項目のようです。
最後に
家の性能を「住宅性能表示制度」で示している項目で紹介しました。
今回は、皆さんに「住宅性能表示制度」を通して、家にも性能があり
それがどのようなものでどのような役割なのかを知ってもらいたくてこちらで紹介しました。
一生に一度と言われる大きな買い物です。
是非、目に見える華やかな部分だけではなく、
目には見えないけれど家族の命や健康を守ってくれる性能にも
是非、意識してもらって家づくりに臨んでもらえたらと思います!